大好きな人に願ってた仕事がきた話
さーって、これを書くために私はブログを始めたんだ!
というわけで…
神山智洋くん。
劇団☆新感線 夏秋興行
SHINKANSEN☆RX
『Vamp Bamboo Burn 〜ヴァン!バン!バーン!〜』
本当にお疲れ様でした!!!!
私がVBBにどれほど思いを馳せていたのかって話は、このブログを読んでくださっている(であろう)人にはほとんど話してると思うんだけど笑
自分のためにも書き残しておきたいので書きます。アホほど長いです。笑
そもそも、ヅカヲタを邁進してた私は、劇場でもらえるフライヤーとか、退団された方が出演される舞台に行ったりとか、演劇雑誌を読んだりするうちに色んな劇団があることを知りまして。その中でも大学を卒業するまでに一度見てみたいなと思ってた劇団の1つに新感線があったんです。
演劇はミュージカルとストレートプレイって大きく分けると二分化されると思うんだけど、私はやっぱりミュージカルが好きで。
某動画サイトで新感線の映像を見たときに、宝塚ではあんまり感じたことのないカッコよさと宝塚じゃありえない笑いの取り方にひたすらびっくりして。宝塚ってやっぱりカラーが強いし、アニメの舞台化とか映像を使ったりとか確実に時代に追いつこうとしてるところはあるんだけど、やっぱり宝塚らしさってあるし。そもそも女の人しか出ていない舞台って時点で特殊だし、きっと宝塚にしか出せないカッコよさがあるように宝塚には出せないカッコよさが新感線にはあったんだと思う。
それで行かないと後悔するだろうなと思ったわけですが、チケットの取り方にしろ値段にしろ宝塚のシステムが当たり前だと思ってたのが大間違いだった…。笑
本当に当たらないし、当券取れないし、高いの!!!(1番言いたいのは多分最後のことw)
行ってみたいと言いつつもそんなこんなで手を出せず。毎年表参道の柱巻きを見ながらいいなぁいいなぁと思ってました。
そんなとき突然、神山智洋くんを好きになった。
ヅカヲタ出の私はジャニーズに対してアイドルだとわかりつつも、誰がダンス上手いんだろうとか誰がどういう歌い方をするんだろうとかそういう視点から見ちゃうところがあって。色んな映像を見る中で、
神山くんのポテンシャルの高さにひたすら驚いたんです。
神山くんのパフォーマンスが好きだなって気づいたんです。
人それぞれ色んな魅せ方や個性があると思うけど、恐らく彼は自分の培ってきたスキルで魅せようとする人。ダンスは自信があるってハッキリ言えるところとか、妥協しないところとか。
何が1番好きかって、神山くんがよく言う「全部の公演がこれが最後って人がいるから常に全力で(ニュアンス)」が大好きで。いや、みんな思ってることだと思う。当たり前のことだとも思う。けど、神山くんってなんかそういうこと言うのがデフォみたいなところあるじゃん?w
それが堪らなく好きなんです。
アイドルといいつつも、
司会が上手い人、バラエティーで輝ける人、ドラマで活躍する人って様々いて…その中でも神山くんはきっと舞台で輝ける人だって思ったんです。
そんなことを思ってるうちに芽生えた願い事が
神山くんに舞台のお仕事が来ますように
でした。
そして、なんとなく思った願い事はいつの間にか
神山くんが劇団☆新感線に見つかりますように
に変わっていたんです。
で、そしたら
神山くんが舞台出ることが決まった。
しかも劇団☆新感線だった。
ねぇこんな奇跡ある??
忘れもしない2/18の夜中。
さぁ寝ましょう〜!って最後にTL見てたら
斗真くんの記事が流れて来て、なんで斗真くん?って全文読んだら「共演は神山智洋(ジャニーズWEST)ほか」みたいなのが書いてあって。
もう目を疑ったよね…え?え?って。
でもそれと同時にすごく嬉しくて、自然と涙がでた。願ってたことがこんなに早く叶ったことに驚いたし、この時からすでに本当に幸せ者だな!って思ってた。
確か発表された時はまだ『乱鶯』をやってる途中だったんだけど、告知ページみたいなのが出て、今年も赤坂ACTでやるってわかった瞬間に赤坂でわざわざ降りてその告知のチラシをもらいに行ったりするくらいには楽しみで仕方がなかった。笑
ホームページができた時は写真が本当に素敵でカッコよくて、すごい!すごいよ!って感動してたし、掲載された雑誌は友達に頼んでまでして全部買って、表参道の柱巻きはもちろん銀座も原宿も赤坂見附も全部見に行った。
雑誌は神山くんが1人でその中にいるってだけで嬉しかったし、制作発表後から稽古中、舞台中と何冊か出て。楽しみだな〜って色々考えながら読んだり、それを舞台が明けてから読んだりするのもまた面白くて。活字が好きな私としてはこんなにたくさん掲載されてることにひたすら感動。笑
そういえば銀座のソニースクエアのフライヤー撮った瞬間にスマホ壊れたこともあったね笑
それから斗真くんと2人でテレビに出てくれたのはもう家宝です。永久保存です。
観劇に関しても、とにかく1回でも多く神山くんの演技が観たいって気持ちが強くて。
やっぱり舞台って日々進化していくものだと思うんですよ。
新感線はあんまりアドリブがなくて全部決まってるらしいって聞いてたけど、蓋開けたら結構アドリブあったしwwアドリブどころか小道具増えたり演出追加されてたりしててwww
本当に毎回行くたびに前回を超えてくれる。そんな舞台に自分が大好きな人が出ていて日々刺激を受けている。それを観ることができたのは本当に嬉しかったし楽しかった。
だから初日と千穐楽はどこでも良いからどうしても入りたかったんです。
全てが始まる時、終わった時に神山くんはどんな表情で斗真くんや客席を観るのかな〜って。
結果的に入りたい公演は全部入ることができて、カメラが入った日に居合わせたりもして。
毎公演に思い出が詰まっています。
正直、主演じゃないのに何をこんなに必死になってるんだろうって思うことが何回もあったし、私基準で無理もたくさんした。
自分の中で勝手に期待値上げて、好きじゃない作風だったらどうしようって思ったりもした。
けれど、毎公演行くたびに神山くんがVBBが好きになっていって。色々表情をみせてくれるのが嬉しくて。お芝居だけじゃなくてダンスもアクロバットもギターで歌う姿もみれて。
ギターに関しては、演出のいのうえさんが弾けることを知って追加してくれたってパンフに書いてあったけど、そうやって一人ひとりに輝く場をより多く与えようとしてくれる劇団って素敵だなって思いました。
特に大阪公演では演出が大きく変わったなと思う場面が何個かあって、そのほとんどの場面に蛍太郎が関わっていたんです。
贔屓目だけど、1番進化したのは蛍太郎なんじゃないかなって思えた瞬間だった。それは最初の期待値が他の演者さんよりも低くかったのかもしれない。けど、その期待に応えることができて、それよりも上を求めてもらえる存在だったのだとしたら応援しててこんなに幸せなことはないなって。(Twitterでも言ったけどね。笑)
大阪の大千穐楽の日
カーテンコールで1人で階段を降りてきた神山くんはとってもキラキラした表情をしていて、でもどこか噛み締めてる感じもして、もう涙が止まりませんでした。こっちが先に泣いた。笑
泣きそうになるのをぐっと堪えて挨拶している姿を見たときも笑い泣き状態。笑
「また、新感線に出たい」それをあの舞台で言ってくれたとき、本当に嬉しかった。
雑誌とかで言っているのは知っていたけど、やっぱりあの場で自分の言葉で言うのってすごく大きいことだと思うんです。それを言った時に客席だけじゃなくてVBBのカンパニーの皆さんが神山くんに素敵な笑顔を向けながら、うんうんって拍手をしてくれて。それがまた幸せで嬉しかった。
きっとこの公演を経て、神山くんはたくさんのことを得れたと思うし、それをジャニーズWESTにきちんと持って帰るんだと思う。
ジャニーズWESTの神山智洋くんがどう進化しているのかを観るのがとっても楽しみだし、この新感線の出演がどんな形でも神山くんをつくる要素の中で輝いて、次の仕事に繋がっていったらいいなと思う。
そして何より、また神山くんが劇団☆新感線の舞台の上で暴れて輝いてくれる日が来たらいいなと思います。
神山くん、最高の夏と秋を本当にありがとうございました!!
これから神山くんが進んで行く道がますます輝きますように……!
『溺れるナイフ』を観てきました
やっぱり我慢できなくて初日のレイトショーで1人で見てきました 。
『溺れるナイフ』
21歳の私は、あのキラキラした年齢のころには戻れないし、そもそもあの年齢のころキラキラしていたのかなんてわからないけど。
私も私なりに忘れられない時だったことは事実で。
戻りたいけど戻れないからこそ目を背けたいのが学生時代。
だから少女漫画原作とか王道の学園モノとかって割と避けて通ってきてたジャンルでした。
正直、重岡くんが出ていなかったら観てなかったと思うし、原作を全く知らない状態で見てます。でも本当に観てよかったし、見終わった後の気持ちが何となく予想してた心地のいいモヤモヤで。
夢物語なだけの少女漫画ではないことはわかった気がします。
とにかく登場人物が素晴らしすぎて
一人ひとりについて初見で思った感想を自分のために残しておきたいっていうメモ。
まさかのVBBのことより先に書いてしまった…
ちなみに1回全部消しちゃって絶望してた。笑
15歳の夏。東京から遠く離れた浮雲町に越してきた、人気モデルの望月夏芽。
退屈でウンザリするようなこの町で、夏芽は体を貫くような“閃光”と出会ってしまう。それは、コウと呼ばれる少年・長谷川航一朗だった。
傲慢なほどに激しく自由なコウに、反発しながらも、どうしようもなく惹かれてゆく夏芽。コウもまた、夏芽の美しさに対等な力を感じ、やがてふたりは付き合いはじめる。「一緒にいれば無敵!」という予感に満たされるふたり。しかし浮雲の夏祭りの夜、全てを変える事件が起きるのだった―。
失われた全能感、途切れてしまった絆。
傷ついたふたりは、再び輝きを取り戻すことができるのか。未来への一歩を踏み出すために、いま、ふたりがくだす決断とは―。
そもそも夏芽っていう人物が特別な存在で。美人で綺麗で、東京に住んでいたってだけで田舎の子からしたら憧れる存在。
でも何もかも手に入った東京から田舎にきた夏芽はどう生きたらいいのかわからない。
そんな土地で自分の思うまま生きるコウちゃんはすっごく眩しい存在だったんだろうなと思った。
どうにかしてコウちゃんに追いつきたい
コウちゃんを知りたい、わかりたい
何かを失う怖さよりも得ることを渇望してるように見えた。
でも、その特別な存在であるはずの夏芽が
完璧じゃなくて、むしろ自分の感情に正直に生きてる感じが人間っぽくて良かった。
それを1番感じたのは「撮る気なくした」って広能さんに言われたあとの夏芽だけど。
コウちゃんに対しても、「なんで?なんで?」って迫ったり。地団駄踏んだり、石投げたり。
火祭りにコウちゃんと行った時に「私たち付き合ってるんだよね?」って聞いたり、手を繋ぎたいとか、見つめ合っていたいとかも素直に言ったりするのが、かわいいな〜って思いながら観てた。笑
そういう夏芽とコウちゃんの距離は反発してくっついての繰り返しで全力な感じがするんだけど、大友は夏芽との距離が最後まであった気がして。コウちゃんが入り込めた夏芽のパーソナルスペースに大友は入れなかった。
コウちゃんに「関わらんで」って言われて泣いて帰ってきた夏芽に対して首にタオルをかけてあげることしかできないところとか。
バッティングセンターで一個空けてるところとか。
二人乗りしてる時も夏芽は横向きに乗ってて、
「俺じゃダメなんか?」って聞く最後の場面も大友は夏芽ちゃんの中に最後まで入りきれなかったんじゃないかなって。
それがすごく切なかった。
大友は太陽で救いで軽い気持ちでいられるって夏芽は言ってたけど
それはある意味逃げ場でもある気がして。
大友といる夏芽ちゃんはきっと「普通」になってしまってる。
それを広能さんは感じたから、もう撮らないって言った。
そして夏芽も夏芽で、コウちゃんに使っていたエネルギーを大友には使わずに済んでることに気がついていて。
広能さんに言われたとき、どうしてそう言われたのかわかったからこそ悔しいって気持ちがあったんじゃないかなと。
だからこそ掴めないコウちゃんが眩しい。
大友も夏芽の中にコウちゃんがいることをわかってる。でも自分にできる精一杯を夏芽にしてあげたくて。狙ってない優しさがほとんどだけど、一瞬見える大友の男な感情…夏芽をコウのところに行かせたくない離したくないって気持ちが見えた時が本当に切なくて。
「大友は何でも好きでいられていいね」って夏芽が言ってたけど。
それはきっとそうじゃなくて
大友は最後まで自分が本当に好きなもの、欲しいものに辿り着けない気がして。
可もなく不可もない人生を過ごしていくんだろうなって。それがまた切なくて。
だから大友には本当に幸せになってほしい笑
大友…お前はええ人すぎるんじゃ…号泣
カナちゃんが中学生の頃本当にあどけなくて、言い方悪いけど芋っぽい、田舎の子って感じがしてたのに。
高校生になって女子の輪の中で笑っている姿になんか複雑な気持ちになった。
女の子が、女子になった瞬間を見た気分。
きっとカナちゃんもカナちゃんなりに持っている信念とかは変わらないはずなのに、それが良くない方向に向かっているように見えて。
きっと言ってることと思ってることに矛盾があるけどそれにすら気付いていない。どこか認めたいないものがあるのが、すごく女子だなって思った。
大友もカナちゃんも本当にそこにいそうな
リアルな存在だったからこそ
コウは本当に「神さん」だった。
中学生のコウは自由に生きてて大きくてギラギラして見えて
追いかけても追いかけても追いつけない存在で。眩しかった。
でもあの事件があって、高校生になって、環境も変わって、色んなものに囚われて…
それから逃げようとするコウがどんどん小さく見えて。
コウは1人で孤独の闇に向かっているような気がして。
追いかけたら追いついたら消えてしまうんじゃないかってくらい脆かった。
でも、多分コウって物事を客観的に見ることができる人で、
だから夏芽が自分と一緒にいたらダメだって自分といたら輝けない、自分とはぶつかるだけで、そのエネルギーはここで使うべきじゃないってわかっていたんだろうな。
そしてコウは自分はここにいるしかないってこともわかってる。
高校生のとき所謂良くない人と付き合っていても火祭りには出てるし、お面も作ってるし、そういう家に生まれたことに対しては当たったりしない。むしろそのお面にすら自分の感情を表そうとするところがどこかそれにすがっている感じがして。コウはどこまでも特別な「神さん」だなと思った。
こんなに登場人物の一人ひとりに対して
たった1回の鑑賞でここまで考えるとかなかなか、自分もめんどくさい客だなと思いました。笑
本当に一個人の感想なので、それは違うだろとか思うところあると思うんですけど。
こんな長い文章を読んでもらってありがとうございました。笑
来週もう行く予定を立ててます。笑
『溺れるナイフ』まだまだ考えることがありそうです。