『私たちがしたこと』を神山くんにやってほしい話
最近めっきり読めてないんだけど
一時期、結構ちゃんと読書をしてた頃に読んだ本。
すべての恋愛は、普通じゃない。2人にしか見えない光、それが宇宙で一番かがやく。
どうして恋に落ちたとき、人はそれを恋だと分かるのだろう。三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛……言葉でいくら定義しても、この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。けれど、人は生まれながらにして、恋を恋だと知っている──。誰かをとても大切に思うとき放たれる、ただひとつの特別な光。カタチに囚われずその光を見出し、感情の宇宙を限りなく広げる、最強の恋愛小説集。
その中に入ってる『私たちがしたこと』の登場人物、黒川俊介くんを神山くんにしてほしいっていう話です。笑
話の内容をさらっと
カフェで働く雇われ調理人の朋代。いつもランチを食べにくる会社員の古橋が気になっているが、高校時代にあったある秘め事がきっかけで恋をしなくなり、何となく先に進めない。
もうすぐ結婚する美紀子のウエディングドレスを仕上げながら美紀子に問われるままにその秘め事を語りだす。
帰り道に強姦に襲われそうになった朋代を助けに来た彼氏がその犯人を殴り殺してしまい、2人でその死体を埋めるっていう…なかなかハードな話。笑
でも、この俊介が超かっこよくて。
読みながらすごい神山くんにやってほしいなと思ったんですよ、似合うだろうなって。
まず、神山くんって…
ちょっと恋愛思考がハードじゃん。(決めつけww)
雑誌とかの恋愛トークとか
伝説のストーカー男神山とかww
SCARSの歌詞
僕は君のために誰かを傷つけても構わない
がこんなに似合う人いないだろって思ってるんです。笑
ストーカーにしろSCARSの歌割りにしろ
怖いくらい愛が深い人…そういうのすごい似合う人だなと思うの。
常日頃、神山くんにはストーカーか病んでる男をやってほしいと願っている私ですが
それだとあまりにも神山くんが救いようのない人間になってしまいそうなので(こら)
大切な人を守るっていう犯罪をしてもらおうかと。
では長くなりますが物語に沿って進めていきます〜\(^o^)/
朋代と俊介の親は仕事がお互い忙しくてほとんど家にいない。2人は学校内外でもほとんどの時間を共に過ごしてた。学校が終わると、あてもなくぶらぶらと歩いて俊介の家に帰る
この時点でもう堪らんくないですかっ…!!
間違いなく公立。ランクは中の下くらいで、校則は特にない。もちろん俊介(神山くんw)は髪染めてるしピアスも開けてる。特別前に出て来るようなパーリーピーポーではないけど、なんだかんだちゃんと学校に来るみたいな男子でお願いします。笑
家ついたら絶対神山くんのスウェット借りるじゃん。それで神山くんが冷蔵庫からジュースw出してくれて。あと神山くんは家庭的だからお茶もちゃんとある。ちなみにお茶は水出しのパックなので。そこんとこよろしく。笑
その日、俊介は朝からだるそうで。一緒に帰り、いつものように(ここ重要)スーパーに寄る時には熱もだいぶ高くなってる。朋代はおかゆを作ってあげようと思っておつかいをする
その後の文章がね
洗濯物を畳み終えた俊介は、そこで力尽きたのかベッドに倒れこんだ
なの!!!!!!!!!
具合が悪くても洗濯物を畳んじゃうところ!!
すっっっごい神山くんじゃない???もう神山くんだよね??神山くんだと確信。笑
朋代は一通りの看病ごっこをしたあと俊介が寝ているベッドにもたれて雑誌を読み、時々氷水を変えてあげる。枕元にスポーツドリンクを置いて「そろそろ帰るね」と言った。俊介は「送る」と言って起きようとするが、慌てて朋代は俊介をベットに押し込んでまた明日ねと言うと、小さな子供みたいに「うん」といった。
まぁよくある看病されたい・したいの話ですよね。笑
でも神山くんめっちゃこんな感じしません…?具合が悪くても送るとかしそうじゃない…??
だって"夜道は気をつけて歩く"を恋人条件にいれるあの神山智洋ですよ?!?!
まぁ、結局この日1人で帰って強姦に襲われてしまうんだけど…
いつもなら手を繋いで帰る道を早歩きで帰っていたその日、朋代は河原の茂みに押し倒され強姦に襲われる。抵抗することを諦めた時、ふいに体から重みが消える。そこには金属の棒を持った俊介が立っていた。俊介は朋代の手を握り自転車に乗ると自分の家の方に漕ぎ始めた。
この辺、本当にリアルでハードだから気になる方は読んでください。(投げやり)とりあえず察してると思うけど、俊介は朋代を助けるために強姦男を殺してしまうんです。2人はその後河原に戻り、男を埋めます。
朋代が「警察に言おうよ」と言ったあと、それを拒否した俊介の台詞が
「なんて言う?言ってどうなるんだ?もうこいつは死んでるのに。俺はぜんっぜん後悔してないのに」
なんです………
ほら言いそう。
最初はなにも問題はなかったが、朋代は次第に私たちがしたことがバレたら…と怯えるようになる。しかし俊介はなにも変わらなかった。朋代がうなされて目を覚ますと、そのたびに俊介は「大丈夫」と囁いて背中を優しく撫でた。「あの時の夢見ないの?」と聞くと「見ない」言った。「悪いことをしたと思ってないから」
はいここ!!ここなんです!!
「悪いことをしたと思ってない」
俊介は俊介の正義を最後までまっとうして朋代を守る。だって朋代のことを愛してるんだもん、怖いくらいに。
でもそれは俊介がうなされていなかったのではなく、私の前では眠らなかったんだと後から気がつくんです……。
めっちゃ神山くん似合いません??
恋人を永遠に自分に縛り付けたいと願うとき、一番有効な方法…それは恋人の目の前で自殺することではなく恋人のために、恋人の目の前でひとを殺すのだ。
はい、SCARS流れた。
神山くんが歌うあの歌詞がぴったりこの俊介と重なるんです。
高校を卒業する前の日、朋代の住むアパートに突然現れた俊介と他愛のない話をした。
「じゃあまた明日」と軽く手を振った俊介が振り返って「苦しい?」と聞いてきた。「なにが?」と言うと俊介はちょっとうなずいた。まるであの夜に見せたのと同じ、子どものような目で。
俊介は卒業式に来なかった。そしてそこから二度と朋代の前に現れることはなく、朋代は俊介が望んだ日常を過ごしていた。
その話を聞いた美紀子は、俊介と決着をつけてほしいと願い、俊介に結婚式に来るように連絡します。朋代が前に進めるように。
「知らなかったでしょ。彼いま、実家の会社の仕事を手伝ってるんだよ」
このスーツの会社員じゃないところがすっっっごい神山くんっぽくない????
リトラだよリトラ。作業服。
美紀子の結婚式の日、久しぶりの友人と会話をしながら、目は俊介の姿を探していた。もしかしたら来ないかもしれない。来てほしいのか、そうじゃないのか朋代自身もよくわかっていなかった。風通しのいい、庭に面したテラスで涼んでいるときに、朋代は俊介に気づく。
「もう会わないと思ってた」とお互いに言ったあと、俊介は朋代を陰に引っ張り美紀子に話したことを優しく問います。「私のことも殺す?殺して埋める?」と朋代が言うと「殺さないし埋めない。今度だけは」と言いその後の朋代に囁くんです。
「でも、もう絶対にだれにも、俺がしたことを話しちゃいけない。おまえは全部忘れたふりで、ふりがふりじゃなくなるまで忘れて、楽しく暮らす。わかった?」
私はこの台詞を神山くんに言ってほしくてここまで文字を打ちましたと言っても過言ではない!!
俺がしたことを告げに来たんです。
愛する人を自由にするために。
それに対する朋代の返しがまた良くて
「もう絶対にだれにも、私たちの秘密を話さない」
これを聞いた俊介は困ったようにため息をつきます。「どうしても2人の秘密にしたいんだな」と。最後に朋代は「後悔してる?」って俊介に聞きます。俊介は静かに微笑みながら「してないよ」と言うとそのまま足早に去っていきます。
朋代は美紀子に古橋さんとのデートの予定を決めてみようかなと言うと美紀子は朋代の手を取ってぶんぶん振り、笑いあう。
Fin
いかがでしたでしょうか…!!!
めっちゃ神山くん合わない???
その人を守るために
行動に出てしまったり、その人の前から姿を消したり、全てを1人で背負いこもうとしたり
そしてそれを全く後悔はないと言い切れるところ…めっちゃ神山くん合いませんか?(何回目w)
神山くん、これやろう?