みどりいろな毎日

ただつらつらと。

ジャニーズWESTとつめた〜い夏

 

はい、お久しぶりです〜! 

だんだん暑くなって来ましたね。

みなさんそろそろ、つめた〜い飲み物が欲しくなっていませんか?笑

以前、こちらのブログを書いたのですが

 こうなったら、ジャニーズWESTとつめた〜い飲み物も書いてみましたー!

 

ではれっつご〜٩(ˊᗜˋ*)و

 

重岡大毅×サイダー

とにかく重岡くんは、王道のお祭・シュワッと弾けるサイダーが似合うと思ったから。夏恋は甘酸っぱい。

9月と言えどもまだまど日差しが差し込む教室。色々な制汗剤の匂いの混じる教室で女子たちはこの夏の恋を語り合っている。そんな中『あちぃ〜〜』と言いながら下敷きで扇いでいる重岡大毅の額に汗がキラリと光っているんですよね。

ー・・・

夏休み前、いつも一緒にいるメンバーはそれぞれ好きな人や彼氏を作り始めていて。テストそっちのけで夏休みの計画を立てていた。1人になるのが怖くて、なんとなく仲が良かった男の子を夏祭りに誘ってみます。

 当日、せっかくだからと浴衣を着て髪の毛もセットした。屋台が並ぶ道を眺めながらあまりの暑さにペットボトルのサイダーを買い、待ち合わせた場所に向かうとそこに来たのは誘った彼ではなく重岡…!!

『お前ら一緒に行く約束してんのにLINEも交換せんとかアホちゃうか?』

「いや…だって別に…てかなんで重岡がきてんの」

『あいつの家近所やねん。熱出したって、来られへんから伝えといて言われた』

「ふーん」

嘘だなとすぐにわかるんです。きっと断れなかったのだろうと。

『俺もう今日は外で出えへんつもりやったのに〜。ここくるだけで汗だくやわ』

そう言いながら手で汗を拭う重岡になんて返したら良いのかわからないまま、ただペットボトルを握りしめます。

『ちょーだい、それ』

「え?あ、これ?」

そう言いながら手に持っていたサイダーを渡す。勢いよく開けたその瞬間、炭酸はプシュっという音とともに溢れるよね…

はい、この王道パターーーン!!!!!

『はぁ?!なぁ!お前!!ふざけんなよ〜!うわ、ベッタベタやんか〜振るなよ!!』

「振ってないし!!!知らないよ〜もう何してんの本当に、あはは」

『ほんっまありえへん、最悪や!ほんまに!』

「ごめんて、わざとじゃないから!」

溢れた炭酸で濡れた手を振り回しながら文句を言ってくる重岡と言い合いをしているこの場所には、私たちの笑い声だけが響いてます。

『お前のせいで半分くらい減ったわ。笑』

「今飲んだからでしょ、本当は私が飲もうと思ってたんだから」

『飲んだらええやん、ん』

「ありがと…」

飲むのにためらっていると『今、間接キスって思ったんやろ』なんて見透かしたように笑うから、「違うし!」と言いながらサイダーに口をつけたい。

重岡はまたサイダーを奪い取り

 『無理せんでええねん。お前は。』

「へ……?」

『お前は大きい口で笑うくらいがちょうどええ。』

と言いながら飲み干します。

キュンとくるよね……。軽率に恋する。

ー・・・

「結局夏休みどうだったの〜?」

そう話を振られた時なんて答えようかと思ったけれど、あの日のことは誰にも言いたくない。
「え?なんもなかったよ、なんも。」

そう言いながらも目は無意識に重岡のことを追っている……。

 

桐山照史×ビール

ビールが似合うのは照史くんしか!!と思ったから。ビールを片手にゆっくり過ごす夏の夜のお話。

 週の終わりの金曜日、気合いで定時に退社して家へと急ぐ。

帰りにスーパーに寄ろう。明日は土曜日だし朝ごはんはパンでいいよね。あ、そうだ!ビール買わないと。

大学生の頃、いくら飲めと言われても飲めなかったビールが冷蔵庫常備されているなんて、あの時の私には想像もつかなかったな〜とか思いながら鼻歌を歌いながら帰るよね。笑

『ただいま〜!やっときたで金曜日!お疲れ!』

「そんなに大きな声で言わなくても聞こえてるってば。おかえりなさい」

そう。ビールを買って帰るのは自分が飲みたいからではなく、ビールを飲みたい人が帰ってくるからナンデス!!

『ほんまに今週も長かったなー。よぉ頑張った!!俺もお前も!』

「そうだね、ふふ」

週末の照史くんはあからさまに嬉しそうでこっちまで笑えてきます。もう幸せだわ。

「ビール、いつ飲む?お風呂入ってから?」

『風呂入ってから飲もかな!てか飯の前にピャーって入ってこよかな!余裕で上がれる!』

ネクタイを緩めながらお風呂に向かう照史くん(めっちゃカッコいい)を見送り、その間に晩御飯を食卓に並べる。

週末くらいは2人で並んで食べれたらいいねと話していたけれど、実際金曜日こそ飲み会が多くてなかなか一緒に食べれなかったりします。せっかく一緒に食べれる日くらいは先に帰って美味しいものを作りたよね。

『も〜う食われへん!!よぉ食べた!!うまかった〜〜見てみ?これ、お腹パンパン!』

そう言って寝っ転がる照史くんのお腹に冷たいビールを当てたい。笑

『ひっっ!!何すんねん、冷たぁ〜!!ほんまにお前は!ww』

そう言いながらも『ありがと』の一言は忘れないところが素敵だなってなるよね。

『くぅ〜〜ビール最高!仕事終わりのビールうまい!!飲まへんの??』

「ん〜私はいいかなぁ…」

そう言いながらテーブルに置いてあるおつまみを口に入れる。

『もしかして、お前がビール飲んだのってあの時以来やったりするん?』

「その、もしかしてですね」

『え、そーなん!俺今でも覚えてんであのビール飲んだ後の顔!wwwww』

そう言いながら初めてビールを飲んだ時の顔を真似してケラケラと笑ってくるの!!

初めてビールを飲んだのは大学生のサークルの飲み会で。(よくあるパターン)"みんな乾杯はビール"という暗黙の了解を断れずに初めて口にした時、目の前に座っていたのがサークル先輩の照史くんだったんですよね。

『ビール飲まれへんの?この世の終わりみたいな顔してたで自分w』

いきなり話しかけてきた先輩にびっくりしていると、先輩…照史くんは私の顔を見て笑いながら飲み終わった自分の飲み終わったジョッキと私のジョッキをさりげなく交換してくれる!!

はい、デキる男ーーー!後輩みんな恋した!

『無理に飲ましたりせんから、好きなの頼まんと、楽しないで?』

そう言いながら優しく笑いかけてくれた照史くんに恋をしたのは時間の問題で…今こうしてビールを飲んでいる照史くんを 1番近くで見れるのが幸せで仕方がない。

 『ほんなら今飲み会の時どーしてんの?』

「今はそんな若いノリみたいなのないもん」

『うわ〜〜そういうこと言う!』

ごめんごめんと謝りながら、わざとらしく困り眉をする照史くんに思わずふふっと笑ってしまう。

『ちょっと飲んでみたらええやん。今やったらうまいって思うかもしらんで?』

そういって照史くんは空いたグラスに少しビールを入れてくれて、恐る恐る口元に持っていく

「う………にがい……………」

『ひゃひゃひゃ、あかん、その顔wwwほんまに変わらんであの時とwwwひひひwwごめんて!あーーやばいwwごめんごめん!』

こっちが眉間にしわを寄せている顔を見て大笑いするなんて怒ってもいいことなのかもしれないけど、照史くんがお腹を抱えて大笑いしてくれるならまぁいいか…なんて思ってしまう。つくづく甘い。

私がビールを飲めるようになるなんてきっとまだまだ先だけど、たまにはこうして照史くんと初めて会ったときのことを思い出すのもいいなと思った。

 

中間淳太×スムージー

ちょいちょい健康に良い飲み物を飲んでる印象があったから。完璧に見えてどこか気になる隣の中間さんのお話。

ピンポーン・・・

滅多に鳴らないインターホンの音がして、もうとっくにお風呂を済まして部屋着に着替えていたのになんて思いながら身なりを整える。

初めての一人暮らしに選んだアパートは少し古くて、インターホンにカメラは付いてないんですよね。ドアの覗き穴に目を当てると見覚えのある人が何かを抱えて待っている。

「はい….えっと、」

『202の中間です…すみません、夜遅くに』

あ、そうそう!隣に住んでいる中間さん。私が引っ越して来た時から住んでいて、いつも忙しそうで、たまに玄関の前で会うといつも会釈して微笑んでくれる人。そしていつもスーツでコンビニの袋を持っている人。

『あの、実家から野菜届いたんですけど、こんなに食べきらんし、僕料理しないんで良かったら…と思って』

「わぁ〜こんなにたくさん…これはかなり食費が浮く…なに作ろうかな」

なんて本音が出てしまうとクスッと笑う中間さん。

 『喜んでもらえてよかったです。僕、炒めてしかいないんでオススメの食べ方あったら今度教えてください』

そう言った後、軽く会釈をして中間さんは去っていった。

炒めてしかいないと言っていた中間さんとコンビニの袋が結びつくのはそう難しいことではなかった。料理をしないのか…する暇がないのか…きっと朝なんて特にいい加減に済ましているんだろうなんて勝手に心配しちゃうよね。

数日経った日の朝、郵便を取りにポストに行くと偶然中間さんにお会いした。寝癖のある髪に眼鏡をかけている姿は、ほんの少しの疲労感とともに柔らかい雰囲気がしていた。

ここで普段とのギャップに死ぬよね。

『野菜減ってますか?』と声をかけてくれた中間さんに「順調です」と返すと『僕はおすそ分けしたのにまだ余ってて腐りそうです』と困った顔をして笑ってくる。それでついつい声を掛けちゃうんですよね。

「あの…本当にお節介だと思うんですけど…ジュースにしちゃうとかどうですか?」

『ジュースかぁ…』

「あ、ごめんなさい、なんかつい…」

『いや、ええと思います。なんなら僕も今何か教えてもらえるかなって話しかけたんで』

 「そうなんですか?!」

『親が置いていったきり使ってないけど、一応ミキサーあるんです。レシピ教えてもらってもいいですか?』

「あ、はい!」

『じゃあ、またあとで。インターホン押してください』

なんだかんだこうなることを望んでいたのだろう。思わず口元が緩みながら部屋に戻り、夜のうちに色鉛筆で作成したレシピを持って中間さんの家のインターホンを押す。

いや…ちゃっかり準備しとるやん。笑

『あ、ありがとうございます。わぁ〜すごいですね!僕、絵描かれへんくて後輩に笑われるんです』

中間さんは完璧そうに見えるけれど、料理をしないとか絵が描けないとか聞くとなんだか可愛らしいところもあるんだなと思ってしまう。

ここでもギャップにやられる。

「ジュースにすれば手っ取り早く摂れるし忙しそうな中間さんにぴったりだと思います」

『あはは、玄関で会う時そんな風に思われてたんや』

そう言いながら寝癖のついた髪をくしゃっと触りながら笑う中間さん絶対可愛いから!

『あの…また、よかったらジュースのレシピ教えてもらえませんか?』

「はい!」

そうして私と中間さんはお互いに家に野菜や果物が届くたびにおすそ分けをする仲になるんですよね。

中間さんがコンビニの袋を持っている姿を見ることも滅多になくなった。

「『おはようございます』」

「お仕事ですか?」

『はい、今日頑張れば明日はお休みです』

「そうなんですね、頑張ってください」

『行ってきます!』

「い、いって…らっしゃい」

ピシッとしたスーツを着て階段を降りて行く中間さんをトマトみたいに顔を赤くしながら見送った。

 

 神山智洋×牛乳

そろそろ神山くんで身長ネタを書きたかった。あと学生の神山くんを書きたかった。(私の願望のみw)

『牛乳貰うで〜』

この台詞を言われてもう9年目になる。来年からは高校生になるし、もう言われなくなると思うとまだ卒業は随分先なのに少し寂しさを感じるんですよね。

夏休み前の進路相談、白紙で出しているのをたまたま見てしまった。あいつはいったいどうするつもりなのだろう…って勝手に心配します。

小さい時からずっと一緒にいて、周りからもよくよく腐れ縁と言われるけど、お互い成長するにつれて離れていっている気がする。今や名前すらまともに呼ばなくなった。(幼馴染あるある)変わらないのは私があいつよりも背が高いことと、あいつが私の嫌いな牛乳ばかり飲んでいることくらいだ。

「ねぇ、進路どうするの?」

『んー?いや、別に何も決めてへんよ。俺が行けるとこなんて限られてるからなぁ〜』

「そうやって誤魔化したって知ってるんだからね」

『何を?何も知らんやろ。牛乳ばっかり飲んでることくらいしか。笑』

「…みた。進路相談…白紙で出してるのみた。もうみんな志望校決め出してるよ?夏期講習とか行かないの?なんで何も言ってくれないの。」

『俺の進路をお前に相談したって何もなれへん。今更、相談するような間柄ちゃうやろ?』

放課後の教室には部活の声と蝉の鳴き声と飲み干した紙パックの牛乳をゴミ箱に向かって投げ入れる音だけが聞こえる。一発で入ったら頭ならドヤ顔するのにこの日だけはしないんだよね。

卒業式の日になっても、これからどうするのか聞けないままだった。ただ1つわかったのは卒業と同時に彼がこの街を去ったこと。きっとあの夏の日に2人で話した時すでに引っ越すことは決まっていたんだろうなと思った。なんで言ってくれなかったんだよ…。

私はそのまま普通に学生生活を送り、普通に会社に就職するの。街に残って。

駅の自販機に目をやると紙パックの牛乳がある。今時まだ紙パックが並んでいる自販機なんて田舎くらいしかないんだろうなと思いながらなんとなくボタンを押す。私、牛乳飲めるようになったなんて言ったら、あいつはなんて言うだろう。とか考えているとゴミ箱に紙パックが捨てられる音がする。ハッとして振り向くと、そこにいたのは間違いなく幼馴染のあいつの姿なんですよね!!!

『牛乳、飲めるようになったん?』

第一声これ!!!!

「うん…。どこいってたの」

戸惑う私をよそに、笑いながら話し続けるんです。

『東京。ちょっと用事あって、戻って来たんよ。久しぶりやな。』

何年振りかに会ったらすっかりスーツの似合う男になっていて。それから…

「背、伸びたんだね」

男の人にしては大きくないのかもしれないけど確実に私よりも背が高くなっていることにドキッとするんですよね。

『俺がどんだけ牛乳飲んでた思ってんねん、もうお前より高いわ。』

そう言って私に近づいて背比べをする。

「なんだか、見上げるの慣れてないから変な感じする」

『お前が背伸びてなくて良かったわ。目標達成。笑』

両手でピースをしてにこにこと笑ったのが懐かしくて、でも少し悔しくて

「抜かしてやる。笑」

と、牛乳を勢いよく飲んでやりたい。

 

藤井流星×スポーツドリンク

エナジードリンクではなくスポーツドリンクです。ww

あたたか〜いの時には女の子が風邪をひいたのでその逆。

2人のお休みが久しぶりに合って、流行りの映画でも見に行こうと話していたのに、流星くんが来ない。

確かに「遅刻魔だ」と散々周りから言われているけど、連絡のないまま待っているのは15分でも長く感じる。(し、きっと流星くんなら彼女を待たせたりしない)気がつくと私の足は流星の家に向かっていた。

インターホンを鳴らしても返事がなくて、恐る恐る鍵のかかっていないドアを開けると、ありえないくらい小さくなってる流星くんが。

「え…待って待って、何してるの?!」

『熱い…』

「もう〜こんなところでうずくまってないで、一緒にベット行くよ?ほら!」

明らかに熱のある流星くんをやっとのことでベットに運ぶ。すやすやと眠っている流星くんを起こさないようにそっと部屋を出て、冷却シートや氷枕を用意したり何か作ろうと思って冷蔵庫を開けるけれど

「ねぇ…流星くん、どうやって生活してるの」

と独り言が出てしまうくらい恐ろしく何も入っていない冷蔵庫。笑

前に『なんも入ってへんよ 』とは言ってたけど、ここまで生活感のない冷蔵庫を見たことがない。仕方がなく水に濡らしたタオルをおでこに当てるよね。(昭和かよ)

その後もしばらく冷蔵庫の前で呆然としていると、後ろからペタペタと足音が聞こえる。

『え、なんでおるん?』

と聞いてくる流星くんは、まだ具合は悪そうだったけど、いつものぽやぽやした流星くんで少し安心する。

「なんでおるんじゃないよ!具合悪いなら連絡してくれればいいのに」

『心配かけたらあかんと思って、何とかなるやろ思って行くつもりやった。ごめんな』

そう言いながら、両手を顔の前で合わせて申し訳なさそうにする流星くんを見ていると、自分の不甲斐なさを感じて。

「そういうときこそ頼ってくれないかな〜?」

なんて言うと流星くんは私に目線を合わせてくる。

『なぁ、作って欲しいもんあるねんけど?』

「いいけど、おつかい行かないと…」

『それはあかんわ、病人1人にせんで?』

滅多にない少し甘えたな流星くんにドキッとしていると流星くんは引き出しから青い袋の粉末を出してきた。

「うわ〜これめっちゃ懐かしいね!部活の時に作ってたやつ!!」

高校生の頃、流星くんの入っていたサッカー部のマネージャーだった私(これも王道シチュ)は毎日その粉末を溶かし、ぬるくて薄いスポーツドリンクを作ってたんですよね。

『懐かしいやろ、まだ残ってるねん。これ作るの得意やんな?マネージャー? 』

なんて言いながら笑ってくる流星くんに「任せなさい!」と、得意げに笑いかえす。

昔は適当に入れていた水もちゃんと測って、部員の藤井くんではなく大好きな流星くんのために粉末を溶かした。

 『やっぱ、ちゃんと作ると全然ちがうな。笑』

なんて言いながらゴクゴクと飲む流星くんに思わず笑ってしまう。

『たまには風邪引くのもええなぁ…こうやって色々してもらえて。』

まるで独り言のように言いながらゴロンと寝っ転がるから、「何それ〜?」と少しだけ反抗する。

『ちゃうちゃう、そうじゃなくて、こうやって心配して来てくれる人がいるってええなぁってこと!』

そんなことを言いながら熱で少しうるうるした目で見つめられると、何も答えられなくなってしまうんだ。

 

濵田崇裕×麦茶

素朴などこか懐かしい飲み物が似合うなと思ったから。市販じゃなくて自分で作れる飲み物がよかった。

『お姉さん!ちょ、終点やで!!!』

そんな声が微かに聞こえる。ものすごく慌てているけれど優しい声がする。

『え、全然起きへんやん!どうしよ、家どこなん?あ、起きてないんやった。え、どないしよかな』

きっとこの人は、自分のことよりも相手のことを先に考えてしまう人なんだろう。ふわふわした頭でそんなことをぼんやり考えている間もその人はアタフタし続けている(こういう濵田くん容易に想像がつきます。)とりあえず……起きよう。

「すみません…あーあ、これ終電だったのになぁ。笑」

会社で上司にありもしないことで怒られる毎日、帰ってもおかえりのない家、今日はついつい飲みすぎてしまった。

とりあえず動かない電車を降り、目の前にあるベンチに腰をかける。

「起こしてくださってありがとうございました。もう、大丈夫なので…」

そう言って軽く頭を下げた途端に視界がぐるぐると回る。

『あの…………さ、もし、もしやで?もう帰られへんねやったら、うち来るか?』

「へ………?!」

『いや、そんな変な意味ちゃうで!その〜、この辺、田舎やから終電逃してもーたら行くとこないねん。こんなとこおったら虫に食われてまうで。』

そう言ってその人は私の返事を不安そうな顔で待っている。電車で起こしてもらった男の人の家に行くなんて、増してそのまま朝を迎えようなんて、私ガード緩すぎない?なんて思ったりもするけど、なぜかその男の人は大丈夫だろうという自信しかなくて、首を縦に振る。

『あ〜、洗濯物干しっぱなしや。ごめん!見苦しいよなぁ。』

そう言いながら床にあるものをどんどん重ねていき洗濯物を外して行く。(どんな洗濯物あるかちょっと横目で見るよね…ww)

「あの、今更なんですけど…なんと呼べば」

『あ、そやった!ん〜、濵ちゃん!濵ちゃんでええよ!』

「濵ちゃん…さん」

『ははは、濵ちゃんなんていきなり呼ばれへんよなぁ。』

と、目を細めて笑う。濵ちゃんさんが私の名前を聞かなかったのは、きっと私が知らない男の人に名前を教えるのは嫌なのではないかと思ってくれたからだろう。つくづく優しい人だ。

『お姉さん、うち麦茶しかないねん。麦茶飲んどき』

そう言って冷蔵庫から出てきたのはプラスチックの容器に入っている麦茶。食洗機に入っているピンク色のグラスをじっと眺め、軽いため息をついて麦茶を入れる濵ちゃんさんが見えた。

「麦茶、自分で作るんですか?」

『あ〜これなぁ、昔は買っててんけど…』

そう言いながら濵ちゃんさんは色違いのグラスに麦茶を注ぐ。

『大好きやった子がな、麦茶を自分で作る子やってん。めっちゃ家庭的やろ?そういうところで節約していくんや〜って言うねん』

私に貸してくれたグラスはその大好きな方が使っていたものなのだろう。そんな大切なものを私に貸してくれたんだと思うと濵ちゃんさんがどれほど優しい人なのか、わかった気がした。

濵ちゃんさんがくれた麦茶は喉をスーッと通っていき、私の心にあったモヤモヤを流していく。

『ソファーで寝かせるの悪いからベットで寝てええよ?俺ここで寝れるから』

そう言って濵ちゃんさんはクッションを並び替えて寝やすいソファーを作っていく。

本当は私がソファーに寝るべきなのは十分わかっていたけれど、濵ちゃんさんのお言葉に甘えてそのまま朝を迎えた。

翌朝、私が目覚めたのは日差しでもアラームでもなく、濵ちゃんさんの声だった

『え?!誰!!え?!俺なんかしてませんでしたか?!』

待って…まさかの濵ちゃんさん覚えてない…ってか濵ちゃんさんも酔ってた…?(オチが盛大)

「こんなこと私が言うのも変な話なんですけど…覚えてないんですか…?」

『ごめん、なんも覚えてへん!お酒飲まれへんのにめっちゃ飲んでて…』

「ふふふ、私もです。飲みすぎて電車で寝ちゃったらここまで来てしまって、優しい男の人が泊まらせてくれたんです。麦茶、とっても美味しかったです。ありがとうございました。」

そう言って、玄関まで行くと濵ちゃんさんは慌てて追いかけてきて

『おはよう!気ぃつけて帰りや!飲みすぎたらあかんで!』

と笑ってくる。

濵ちゃんさんは麦茶のようにどこか優しくて、懐かしい人だった。

 

小瀧望×フラペチーノ

やっと実現したカフェ店員小瀧くん!これが似合うのも小瀧くんだけだと思う。w

 カフェの店員さんは顔で選ばれているのではないかと言うくらいカッコ良い男の人と綺麗な女の人ばかり。

大学の友達は暇さえあれば「よく行くカフェに目の保養になる店員さんがいてね!」なんて会話をよく繰り広げるが、私もついにお気に入りの店員さんに出会ってしまった。

『何かお取りするもんありますか?』

親切に話しかけてくれた店員さんは背が高くて目が二重でほっぺたがなんだか愛らしい、本当にカフェにいるイケメンの代名詞のような店員さん。

「タンブラー買おうかなって。けど優柔不断だから…フラペチーノってタンブラーに入れて飲む方いますか?」

『おるおる!あ、いますよ!安いしねちょっとやけど。笑』

少し違って見えるのは、都内のど真ん中でコテコテの関西弁を話していることくらいだろう。

『なんかあったらいつでもゆーてくださいね〜』

そう言って店員さんはバックヤードに入っていった。

あの店員さんは、いつ出勤しているんだろう?年齢はいくつなんだろう?名前はなんて言うんだろう…帰ってからも考えるのは店員さんのことばかりで、今まで勉強するときもカフェでなんてしたことなかったのに、ついつい足を運ぶように。そしていくつかわかったことがある。

・店員さんの名前は望くんっていうこと

・私より1つ下でカフェの近くの大学に通っていること

・油断するとすぐに敬語がなくなること

・毎週火曜日と木曜日は必ずいること

そして…彼のことをキラキラした目で見つめている女の子がたくさんいること。そりゃそうなんだけど、なぜかそれに気がついてから望くんが必ずいる日を避けるようになっていた。(むだに拗らせる)かっこいい店員さんだけじゃない感情を望くんに抱いているんですよね。

『あ、タンブラー決めました?』

「!?」

『ふは、そないびっくりせんでも。笑』

いると思っていなかったその人に話しかけられた日は金曜日。

「買ってないの知ってたんですか?」

『優柔不断やって言ってたから。俺結構そういうの覚えるの早いんですよ。それにタンブラー買ったならそこ棚は見上げへんでしょ?』

そういって得意げな表情をする望くんにまたキュンときてしまって、思わず視線を棚の上に向けた。

「おかげさまで、随分と迷わせてもらってます…」

なんて遠慮がちに言うと望くんは私の身長では到底届かないそれを手にして

 『いつも飲んでるやつ入れるなら、これ可愛いと思うねんけどな〜』

なんてポツリとつぶやいた。

「いつものフラペチーノ…」

『決まったのしか飲んでないですよね?タンブラー買ったら、俺のお気に入りの飲み方教えたいんです。だから早よ買って?せっかく秘密にしてるねんから、ね?』

背の高い望くんに覗き込まれて、思いもよらない出来事に、"秘密"って言葉に、ドキドキが止まりません。

望くん、ちょっとだけ期待してもいいですか?

 

 長々と失礼いたしました!!!

いや〜〜夏に間に合ってよかった( ◜◡◝ )